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「AV太閤記」
1 逆ナンパ3Pハメ撮り(2)

 なるほど、確かに近くのビルの谷間の駐車場にミニバンが一台止まっていた。
 二人の娘は車のドアを開け、英夫をその中へといざなった。
 さすがに警戒している英夫は、乗り込む前に車の中をよくよく観察した。これが何かの罠なら車の中に誰かが待ち受けているとか、車が急発進して英夫をさらっていくとかするのかもしれない。
 しかし見たところ何ら警戒するに値するような発見はなく、英夫はどうにでもなれ、という思いで娘たちの勧めるままに車の後部座席へと乗り込んだ。
 やがて、車の両側からやはり後部座席に二人の娘が乗り込んできて、左右から英夫を挟む形になった。
 二人の女はそれぞれの手を英夫の太ももに置いた。そしてそろって哀願するような顔を英夫に向けてきた。英夫はますますドキドキし、体はやや反り気味になった。
「…で、話って…?」
 英夫は二人の顔をキョロキョロと交互に見ながら本題に入るよううながした。言われて二人の娘はお互いに顔を見合わせ、一瞬の視線の会話で(そっちから話なよ)と譲り合ってから、結局日焼けした娘の方から口を開いた。
「実はその…最初に声をかけた時にも言ったんですけど…私たちとHしてほしいんです」
「要するに援助交際みたいなもんってこと?」
「うーん…ちょっと違うんです。実はこれから私たちが作るAVに出演してほしいんです」
「AVって…あの…?」
「そう、Hなビデオ。わたしたち、実はいわゆるAV女優なんです」
 AVなら割と見ることが多いほうだと思う英夫は、
(ああ、いわゆる逆ナンパものか…)
 と頭の中で一人頷いていた。AVのジャンルでAV女優が街角で素人を逆ナンパしセックスする模様を映像に収めるものが確かにある。今のシチュエーションのように二人ぐらいの女優が一緒に一人の男を逆ナンパするようなものも少なくなかったはず。
 ただ聞くところではあの手の作品は実はほとんどシナリオのあるヤラセであって、ナンパされる男も実は素人ではなく男優であるケースが多いらしい。実際には見ず知らずの男をAV女優が相手にしてくれるなんて美味しいシチュエーションは起こりえないはずなのだ。
 だいいち…と英夫は思った。いま自分をナンパしたこの二人以外にスタッフらしき人間が見当たらない。その手のビデオを見ていると分かるが、女優の周囲にはカメラマンはじめ少なくとも数人のスタッフがついていなければ撮影が出来ないはずだ。
「これ、ほんとにビデオの撮影なの?」
 英夫は強い疑いの念をにじませつつ尋ねた。
「みたところ君たちしかここにはいないようだし…」
 英夫の言葉に二人の娘はちょっと困ったように顔を見合わせた。
「うーん、それについては話すと長い事情が…」と久美。
「あなたの言うとおり、ここには私たちしかないわ。でも撮影っていうのはホントなの。ほら、ここにカメラもあるわ」
 日焼け娘が久美を制しつつそう言いながら、一台のカメラを引っ張り出した。しかしそれは本格的な大型のものではなく、そこらでよく見かける家庭用の小型のものでしかない。
「今から、このビデオで私たちのHを撮るの。それもこの車の中で。スタジオもスタッフもいらない一番安上がりの撮影になるのよ」
「ここで?」
 思わぬ話に英夫は驚いた。いきなりカーセックスを撮ろうというのか。
「そう、説明はいいから、とにかく始めましょ!」
「え、いや、まだすると言ったわけでは…」
「えーい、ここまで来たら迷わないでよ!」
 日焼け娘はそう言いながら英夫に抱きついてきた。そしてサッと英夫の唇を奪い、舌を英夫の口の中へ差し入れ、レロレロと舌を絡ませ始めた。
(うわ…)
 さすが、AV女優を名乗るだけのことはある。かなり濃厚な、実にいやらしいディープなキス攻撃に英夫は酔いしれた。
「私は、はるなよ。よろしくね」
 キスを中断して口を離し、日焼け娘はここで初めて名前を名乗り、英夫にウインクをしてみせた。
「じゃあ私も。私は久美よ」
 もう一人もすかさず英夫の唇を奪い、舌を絡めてきた。これもはるなに負けず劣らずエロティックな舌づかいだ。久美と舌を絡ませている間、はるなはカメラのセットを始めていた。もう「撮影」が始まっているのだ。英夫は陶酔しはじめた頭の中で、もはや「観念」しはじめていた。
「じゃあ…どっちからにする?わたし?それとも久美?」
「え、どっちか一人となの?」
「ううん、順番にHして、空いてるほうがカメラで撮るの」
「わたしたちのどちらでも、お好きなほうからして…結局どっちともできるから…」
 久美からキスの雨を顔に浴びせられながら、英夫はしばし考え込んだ。結局二人とH出来るんだろうが、いざどっちから先にするかとなると悩ましい。
「ねえ、どっちにする?」
 はるなと久美が英夫の顔の真ん前に顔を寄せ合った。どちらの瞳もこれから始まる性の饗宴への期待で興奮し、潤んでいるように見える。どちらもそれぞれに魅力的な愛らしさを持っている顔が二つ、そんな表情を浮かべて並んでいるのだ。英夫もかなり興奮を覚え、どうしたものか決断をつけかねていた。
「…二人同時ってダメ…?」
 英夫はボソッと口にした。
「え…?」
「同時、って…3Pってこと?」
 英夫の漏らした提案に、はるなと久美はきょとんとした。
「い、いやぁ、どっちって言われても困っちゃってさ。だったらいっそのこと同時にHしちゃえば…と思って。…まぁカメラを持つ人がいなくなっちゃうから無理だよね…」
 英夫は二人の反応を見て慌てたように弁解した。ここまでの展開ですでに美味しい話なのに、これ以上望んでどうするんだという思いもあった。
 ところが…
「いいよ」とはるなが即座に言った。
「え?」
「お望みのままに。三人で一緒にしましょ」
「でもカメラは?」
「いいのよ。こんなの固定しておいて置けば。そのほうが盗撮っぽくて良いかもしれないわ。要はビデオが面白くなればいいんだから」
「したいんでしょ、3P。せっかくわたしたちの無理に協力してくれてるんだから、あなたのしたいようにしてあげるわ」と久美も言う。
「わたしも3Pって初めてだけど…一人ずつ順番って言うのもまどろっこしいしね」
「よーし、決まった。3Pよ!」
 はるなはそう言って、カメラを前部座席の間に固定し始めた。カメラをちょうどいい位置に固定し終えると、はるなはポンと英夫の胸に飛び込んできた。
「さ、久美も一緒に」
「うん…」
 はるなと久美は頬を寄せ、同時に英夫の顔に接近してきた。3Pの手始めとして同時にキスをしようというのだ。
 英夫も自分から唇を差し出す。やがて三人の唇はいっぺんに触れ合った。
 初めてのトリプルキス。英夫は異なる女性二人の唇とその吐き出す息とを同時に感じる取る不思議な快感に頭が真っ白になった。
 はるなと久美の二人もいつもと違う感触に興奮を覚えているようだ。競うように英夫の唇を半分ずつ手分けしながら、チュッ、チュッとくっついたり離れたりと口付けを繰り返す。
 そして二人は同時に英夫の唇の中へ舌を差し入れようとした。さすがに英夫の口周辺は混み入った状態になる。英夫は自分から舌を出し、はるなと久美の舌と触れ合わせる。それから英夫はまずはるなと、続いて久美と、順番に濃厚に舌を絡ませていった。
 二人と一緒にキスしながら、英夫は二人の背中に手を回して抱き寄せようとしていた。もう英夫の頭の中と股間は、夢にまでみた3Pの実現にはちきれそうな状態である。もう体のほうが勝手に動く。
 同時に抱き寄せられた女二人は、自らもすすんで両側から男一人の体に密着していく。左右両側から、合計四つの手が英夫の体にまとわりつき、合計四つの胸のふくらみが心地よく英夫の胸にあたってつぶれる。
 英夫は二人を両手で抱えたままの姿勢で、左右の手で二人の女の胸のふくらみに手を触れた。そのままモミモミとその感触を左右の手で同時に味わう。
「うふっ…」
「あんっ…」
 胸をもまれて、二人の女はくすぐったそうに甘えるような軽い声を上げた。そしてますます奪い合うように英夫の唇を求める。そしてさわさわと英夫の全身に手を這いまわらせ始めた。
 やがて二人の手が一つずつ、同時に英夫の硬くなり始めた股間に、ズボン越しに触れていた。さわさわと動く手の感触を敏感な部分に感じて、今度は英夫が思わずため息を漏らした。
「ねぇ…おっぱい、見る…?」
 はるなが英夫の唇をいったん解放して言った。その英夫に向けた視線はやけになまめかしい。
 英夫は久美とキスしたまま、黙って頷いた。するとはるなは上着を脱ぎ、服をめくり上げ始めた。ブラジャーに包まれた形のいい胸の膨らみがあらわになる。はるなは両腕を自分の背中に回してそのブラをもあっさりと外してしまった。
 はるなのナマ乳を目にして、英夫は思わず息を飲んだ。AV女優になっているだけのことはある、巨乳とまではいかないが形の良いオッパイ。その頂点には可愛くまとまった乳首がツンとついている。
 はるなは英夫の手を取って、自分からそれをあらわになった胸へと導いた。服の上からでは分からない、柔らかくしっとりとした乳房の感触が英夫の手のひらに感じられる。英夫は指を立てて、ゆっくりと手にした乳房を揉み始めた。
「あ、あたしも…」
 久美も英夫とのキスを中断し、服をまくり上げはじめた。あっという間にこちらも二つの綺麗な形のオッパイをあらわにして、やはり英夫の手をそこへ導いた。
 英夫はいつしか両手でそれぞれ別の女性のオッパイを揉みしだていた。はるなのそれはやや大きく硬く、久美のそれはやや小ぶりでやわらかい。英夫は二人の女を同時に抱き寄せて、その乳房の感触の違いを味わう。はるなと久美は胸を英夫に揉ませながら、また顔を近づけて英夫の唇を同時に吸い始めた。
 三人は狭い後部座席で体を密着させ、いちゃいちゃと触れ合ううちに、次第に官能の興奮を高め息を荒くしていった。そのままお互いの性を本能に従うように貪り始める。
 英夫はトリプルキス状態を中断させて、今度ははるなと久美と一人ずつ、代わりばんこに舌を絡ませていった。そしてさらに唇から頬、首筋へとキスの位置を変えていく。
 久美が体を起こし、後部シートの上に膝を乗せた。そして半立ちのような体勢になって、両手を英夫の両肩に置いて体を支えた。ちょうど英夫の顔の位置に二つの乳房が来る形になる。
 英夫は差し出された果実に遠慮なくしゃぶりついた。久美の一方の乳首をくわえ、舐め回す。一方をしばらく味わうと、もう一つの乳首にも舌を這わせる。
「ああん…」
 久美は心地よさそうに声を上げ、英夫の頭を愛しそうに抱き寄せた。
「あ、あたしも、あたしも…!」
 はるなも慌てたように同じ体勢をとり、英夫の顔の位置に胸を差し出し、英夫の頭を自分の方へと向けさせた。英夫はこれにも遠慮なく吸い付いていく。
「二人とも、もっと寄って…」
 英夫はここで初めて自分から指示を出した。はるなと久美は言われるままに体を寄せ、英夫の目の前に四つの乳房を並べてみせる。この眺めに英夫は興奮し、左から右へと、右から左へと、四つの乳房と乳首を順番に味わっていく。舌先で乳首をペロペロと転がし、口いっぱいに含み、吸い込む。これを四つの乳首に繰り返していく。
「はぁ…っ、いいわあ、上手ぅ」
「ほんと、わたしも…気持ち良い…わ」
 その声の調子からするとまんざらお世辞でもないらしい。英夫は天にも昇る心地になってまるで赤ん坊のように二人の乳をしゃぶり、両手で揉みたてていく。
「今度は私たちがあなたを気持ちよくしてあげる」
 と言ったかと思うと、久美は英夫のズボンのベルトに手をかけた。慣れたもののようで、はるなも同時にズボンに手をかける。あっという間に英夫のズボンは引きずり下ろされ、パンツも剥ぎ取るようにずり下ろされてしまった。
「わあ」
 と二人は同時に楽しげな声をあげた。英夫のそそりたつ男性器がにょっこりと姿を現したからだ。
「興奮してるぅ…もうこんなに大きくなって…」
「ふふふ、やっぱり二人がかりだから?」
「じゃあ、さっそく…」
 久美とはるなは楽しげに手で英夫の肉棒をさすり始めた。二つの手の十本の指がまとわりつく体験したことの無い感触に英夫は思わず目をつぶってうめく。
 そして生暖かいヌルッとした感触を感じて英夫が目をあけると、久美が亀頭を軽く口に含み始めていた。チュパッ、チュパッと軽く音を立てながら亀頭に快い刺激を与えてくれる。そして口に含んだ状態で舌をレロレロと使って亀頭の筋を舐め回してくる。
「うわ…」
 思わず英夫が声を上げると、
「うまいでしょ、久美ちゃん。でもあたしだって…」
とはるなが言い、久美から奪い取るように英夫の肉棒を口に含んだ。やはり同じように亀頭を軽く口に含んで舌先でツンツンと刺激を与えてくる。それから口の中深くペニスを含んで、まるで頬張るように吸い込み始めた。
「ではでは、次はいよいよ二人一緒に…」
 とはるなが口を離して言う。実に楽しげだ。
 はるなと久美の頭が英夫の股間に寄ってきて、同時に舌を肉棒に伸ばしてきた。
「おおっ…」
 やはり声を上げてしまう。もちろん生まれて初めての女性二人による同時フェラだ。一本の肉棒に二人の女性が顔を寄せ、競い合うように舌を這わせている。その光景はなんとも言えずエロチックで、男としての征服願望を刺激してくれるところがあった。AVやアダルトゲームなどではおなじみの光景だが、実際に自分がするとなると興奮度はまるで違う。肉棒から脳に向かって濃厚な快感の信号が立て続けに送信されてきて、英夫の頭はパニック寸前といったところだった。
「わあ、さらに大きくなったぁ」
「凄い、見かけによらずサイズ大きいわぁ」
 久美とはるなは顔の位置を巧みなコンビプレーで上下に入れ替えながら、亀頭から竿、玉袋までまんべんなく舌を這わせ、吸い込み、唾液まみれにしていく。もはや英夫は眺めて楽しむ余裕も無く、上を見上げて目をつぶり、股間に並ぶ久美とはるなの頭を左右の手で撫でながら快感を堪能する。
 だがあまりの刺激に、そう長い間堪能してもいる余裕も無さそうだった。このまま達してしまってもいいのだろうが、やっぱり本番までちゃんとしておきたい。内心、ここでフィニッシュしてしまったらそこでオシマイってことになるかもしれないという危惧もあった。
「ごめん、俺、そろそろ…」
「え?」
 玉袋をしゃぶっていたはるなが顔を上げた。
「もう我慢できないんだ。入れさせてよ」
「あらあら。やっぱりそうはもたないみたいねー。まあ初めてのことだししょうがないよね」
 はるなも久美もフェラ奉仕を中断して体を起こした。そして二人で両側から英夫に抱きつく。
「いいわよ。ねぇ、じゃあどっちに入れたい?」
「おま○こは二つあるけど、おち○ちんは一本しかないし…」
 両側から抱きつかれてそう言われると、英夫は困ってしまった。確かにどちらかを選ばなければならない。
「じゃ、じゃあ、順番に入れよう。ここまで来たら二人ともセックスしたい」
「でも、どっちかを先にしなきゃ」
「よしっ、二人でじゃんけんして勝ったほうが先!」
 英夫は早く入れたい一心で二人にジャンケン勝負を提案した。そんな英夫の様子に久美とはるなはクスクス笑いながら、言われたとおりジャンケンを始めた。
 勝ったのは久美だった。
「やったぁ、では早速。もうこっちも十分濡れてるから」
 そう言いながら久美はスカートに手を入れてパンティを脱ぎ始めた。胸をはだけているだけであとは全部衣服を身につけている状態で、久美は英夫の両足をまたぎ、英夫の股間の上に向かい合わせに腰を下ろす態勢になった。そして手で英夫の肉棒を探り、自分の蜜壺へ導こうとする。
「手伝ってあげる」
 はるながそう言って英夫と久美の股間に手を伸ばす。そして英夫のそそり立つ肉棒に手を添えて固定し、久美の女陰の接近を待ち受けさせる。
 グチュッ…。
 と、久美が英夫の上に腰を下ろし、その肉棒は濡れた膣肉に吸い込まれていった。
「入った?」
「うん」
 久美と英夫が異口同音に答えた。そのまま久美が腰を密着させてゆき、あっさりと英夫の肉棒を体内に収納してしまった。
「あ、ほんとだ。ぴったりハマっちゃってるわぁ」
 とはるなが手で二つの性器の結合部に触れて確認している。
「気持ちいい?」
「うん」
 はるなの質問に、また久美と英夫が異口同音に答える。
「もう、二人とも、妙に波長があうのねえ」
 と笑いながら、はるなは英夫に抱きついてきた。
「下半身は久美にとられちゃったから、上半身は私の相手をしてね」
 と言いながら英夫にキスしてくる。英夫は右手ではるなを抱き寄せ、レロレロと舌を絡ませた。
「じゃあ、下半身は私が楽しませてあげる…!」
 久美が腰を使い始めた。凄い膣圧で英夫の肉棒を握り、放したかと思うと腰を使って肉襞の摩擦で英夫に快感を与えてくる。
「ああ…」
 腰を使いながら、久美が少し気の抜けるような喘ぎ声を上げた。
「どうかしたの?」
 英夫とキスしていたはるなが、親友のいつもと違った様子に気がついたのか、声をかけた。
「うん…その…なんていうか…ああ!」
「久美?」
「すごい、フィットしてる、この人の…なんかこう…ピッタリなのよ…」
「よくわかんない…大きいの?」
「大きいとかじゃなくって…なんか、すっごく合うのよ。気持ちいい…」
 久美はそう言って腰を動かし、ハマっている英夫の肉棒をじっくりと味わうように抜き差しした。
「ねえ、貴方も気持ちいでしょ…?」
「ああ…」
 こんなことされて、気持ちよくないわけがない。だけど、そんなに久美のあそこに自分のモノがジャストフィットなのか、入れている方としてはそれほど実感が無い。久美の中が気持ちいいのは言うまでも無いのだが、これがいわゆる名器なのかどうかはそんなに入れ比べた経験も無い英夫にはわからない。
「ああっ、イイっ、気持ちいいっ、あっ」
 久美は実に気持ち良さそうに声を上げながら、激しく腰を使っていく。
 今げんに撮影しているところだし、久美はAV女優なんだからある程度オーバーに演技をしているのかな、という思いは英夫の頭にも浮かんだ。だが、どうも久美はかなり本気で感じているらしい。それはむしろそんな久美の様子を見ているはるなの驚いたような表情からうかがい知れた。
「なんか、相性良かったみたいよ、貴方と久美。なんとなく妬けちゃうな」
 乱れる親友を見ながらはるなはそう言って、また英夫の口に舌を差し入れてきた。英夫はそんなはるなをもっとギュッと右手で抱きしめて舌を絡ませる。と同時に左手を久美の乳房に添えてモミモミと揉んでやった。
「あん!あん!あん!」
 もう久美は我を忘れてセックスに没頭している。その動きはミニバン全体に伝わり、ワサワサと揺らしている。通りがかりに妙に揺れるミニバンを見かけて変に思う人がいやしないか、英夫はちょっと気になった。
「あふっ、うふっ」
 はるなが甘えるように息を吐きながら英夫の顔じゅうにキスをし、時折唇に戻ってきてディープな接吻をして、舌をレロレロと絡ませていく。英夫は下半身の方はすっかり久美にゆだねて上半身ではるなと抱き合い、恋人同士のように求めあった。
(3Pか…これが…)
 陶然としながら英夫は思った。一人の女と性器で結合しながら、同時に別の女と抱き合いキスを交わしている。その事実がいっそう英夫の官能を刺激した。同時に複数の異性と愛し合う性行為、これは種付けをその使命としているオスとして本能的願望ともいえるものだろう。一度はしてみたい、と長いこと思っていたことだが、こんな形でひょっこりと実現してしまうとは…。
 久美もはるなも積極的に英夫を求めてきた。英夫がはるなと延々とキスを交わしていると、せつなそうな久美の顔がそこへ割り込んできた。
「ねえ、キスして…」
「あん、なによ、上半身はあたしが担当でしょ」
「お願い、たまんないの、キスさせて」
 久美の懇願顔にはるなは半ば呆れて英夫の唇を譲った。すぐさま久美がその唇に自分の唇を押し付ける。
「ああ、ああ、あん…いいのぉ…!」
 久美は全身を激しくくねらせながら英夫にぴったりと抱きついた。英夫も久美と一体化しやすいように少し身体を起こし、両腕で抱きしめてやる。そして唇を密着させて今度は久美と舌を絡ませ始めた。
「すっごーい、久美、本気だあ…」
 とはるながその様子を見て感心したように言う。
「ホント、よっぽど相性がよかったのね。これまで何度か3Pしたけど、こんなに乱れる久美見るの初めて…でもあたしをほったらかしにしないでぇ」
 はるなが負けじと英夫の上半身に抱きつき、また英夫の身体を後部座席の背もたれに引き戻した。そして久美と英夫がぴったりと密着させている唇のところに、自分の唇を割り込ませようとする。
「あ…ん…」
「あっ…」
 結局、英夫の唇を久美とはるなが半分ずつ手分けすることになった。三人同時のトリプルキスである。英夫は女性二人の身体を同時に抱きしめ、合計四つの乳房の感触を自分の胸に感じながら二つの唇と二つの舌を同時に貪った。
 自分の性器が納められているのは一方の女だけれども、どこか二人の女と同時に一体化しているような錯覚を覚える。それが女二人との3Pという現実を実感させて、ますます興奮が高まる。
「ね、ねえ、久美ィ、交替しようよ」
「え…、で、でもぉ」
 はるなの提案に久美がかなりの難色を示す。
「約束でしょ。また返してあげるから」
「きっとよお!」
 久美は本当に残念そうな表情を見せながらも、しぶしぶ結合を解いて親友に肉棒を譲り渡した。
「さて、どんなお味かしら…」
 そんなことを言いながら場所を入れ替わったはるなが英夫の肉棒の上に腰を下ろしていく。久美の方はいとおしそうに英夫に抱きつき、またキスを求める。
「すっごく良かった…貴方の…」
 そう甘くささやきながら、久美は両腕を英夫の首にまわして頭を抱えこむようにしてキスの雨を降らせた。
「あ…うーん…入ったぁ…」
 こちらははるな。さっきまで久美の中に入っていた肉棒がはるなの中へと潜り込んでいく。久美の愛液をすでに浴びている上にはるなの中もすでに相当濡れていたから、かなりスムーズな挿入だ。
 すっかり根元まで納めると、はるなは少しじっとしてそのハマり具合を味わうような顔をした。
 久美とキスしながら、英夫は腰に少し力を入れてグッとはるなの中に一突き送り込んだ。
「あっ、きゃっ!」
 はるながびっくりしたような顔をした。そして自分からもクネクネと腰を使い始める。お互いの性器が心地よく摩擦し始めたのだ。
「どう?」と久美がキスをいったん中止してはるなに感想を聞く。
「うん…気持ちイイよ…ホント、なんか合うなぁ」
「そうかい…?俺は違う感触なんだけど…いや、確かにこっちも気持ちいいけど…二人ともフィットするなんてことがあるの?」
 英夫が少し首をかしげて言うと、
「うーん、わかんないけど少なくともわたしたち男の好みは似てるわね。だからじゃない?」
 と久美がよく分からない説明をする。英夫はまた首を傾げたが、久美は勝手に納得しているようで、
「いいじゃない、私達も気持ちいいし、貴方も気持ちいいし…三人みんな一緒に気持ちいいってことなんだから…」
 と言いながら英夫にひっしと抱きつき、唇を求めてくる。英夫もこれに応じ、今度ははるなと性器でつながりながら久美と口で一体化する形となる。
「あっ、あっ、あああっ」
「んんっ、うんっ、くぅん…」
 英夫の上半身と下半身でそれぞれ別の女体がうごめき、英夫の肉体を求めてくる。英夫も3Pの形にだんだん慣れてきたのか、自らも腰を振ってはるなの膣内へピストンを突き入れたり、久美を激しくかき抱いてその唇や首筋にキスを浴びせていく。久美の身体を引き起こしてその小ぶりで柔らかい乳房を揉みしだき、首を伸ばして乳首に唇を寄せようとすると、久美の方からまるで赤ん坊を抱き寄せるように英夫の頭を抱えてその乳首を口に含ませてくれる。英夫は夢中になって久美の乳首を吸い、ペロペロと舐め回す。その間も下半身でははるなの膣から激しい快感がもたらされ続けている。
「ねえ、こっちも、こっちも…!」
 久美が英夫に二つの乳首をしゃぶられてうっとりしている様子を見て、はるなも英夫の肩に手を置いてせがんできた。英夫はすぐに了解して久美の胸から離れ、今度ははるなの胸に顔をうずめる。こちらの胸の方が久美よりもやや大きい。そして激しく乳首にすいつき、ペロペロと舌先で乳首を転がしてやる。
「だめよ、ずるい、はるな!オチンチンとってるくせにぃ」
 久美が慌てたように身体を起こして英夫の肩に手を置き、はるなの乳首を舐めている英夫の顔のそばに自分の乳房をつきつけた。英夫の目の前に、四つの乳房が並ぶ。英夫はいっそう興奮して二人の身体を両腕でいっぺんに抱きしめ、目の前に差し出された四つの乳首を思い思いに舐めまわし、吸っていく。
「あああん、いいっ、素敵…!」
「あんっ、あたしも…はるな、約束でしょ、オチンチン返して!」
「だめ、もうちょっと…」
 女二人は英夫の腰のあたりを争って自分たちの腰の位置の奪い合いのようなことをしてうごめく。その動きがまた英夫に興奮をもたらし、英夫は二つの女体のあちらこちらを触ったりキスしたりしていく。もうどっちの女と一つになっているかなんてあまり重要ではなく、女二人と同時に一つになっているような充実感を感じていた。
「もう…また、ちょうだいね」
 と言いながらはるなが英夫との結合を解いた。そのまま英夫の上半身にずり上がっていくような形で、英夫の頭を抱えて自分の胸の谷間にうずめてしまう。一時解放された肉棒は、そのはるなの背中にのしかかるように割り込んできた久美の膣内へとただちに吸い込まれる。
 さっき味わった久美の中身の感触に、英夫は思わず「戻ってきた」という懐かしさに似た感慨を覚えた。そして久美自らの運動で生じる快楽をペニスで味わいながら、甘えるようにはるなの乳房にパフパフと吸いつく。と同時に空いている手ではるなの股間に手を伸ばし、その女陰の感触を指で味わう。
「あっ、いいっ、イイッ!すごくイイ…!」
「あっ、そんな、あん…!もっと、もっと吸って!」
 グチュグチュ、チュパチュパといった音に混じって女二人が快楽の喘ぎ声を車内に響かせている。車体も揺れる。
 この騒ぎが車から洩れて周囲に聞こえやしないかと気にもなるが、3Pの快感の大きさに「もうどうでもいい」という気分も強くなる。いま、この幸せがいつまでも続いて欲しい…そんな気分が英夫の陶然とした脳裏に浮かぶ。
 女二人と同時に愛を交わすセックスの快楽…
 間もなく英夫は限界に達しようとしていた。女二人もボルテージを一気に上げ、いまにも頂点に達してはじけてしまいそうな表情だ。
「ああ、イク、イク、いっちゃう!」
「あ、あたしも、イキそう…」
「お、おれも、もう…!」
 三者三様に絶頂間近の呻き声をあげる。女二人はそれぞれの位置でひっしと英夫の体に密着しようとする。英夫も女二人をいっぺんに抱きかかえて一体感を増そうとする。
「イクよ、三人一緒に…!」
 英夫がそう言うのとほぼ同時に、まず英夫に胸をしゃぶられながら女陰を指で責められていたはるなが昇天した。その直後に英夫のペニスを膣内に納めている久美が絶頂に達し、ヒクヒクと膣肉を蠢かせて男の射精をうながす。それに応えて、英夫は発射の引き金を引く。
 ピュッ、ピューッと肉棒の先端から膣奥に向けて精液が撃ち出される。
「あ…出てる…」
 と久美がうっとりと言う。
「出してるの…?久美ちゃんの中に…」
 とはるなが乳首を英夫の口に含ませながらいとおしそうな目線で言う。
「ああ…最高だ…」
 英夫は放出の快感をフワフワと感じながら、はるなの胸に顔をうずめてつぶやいた。


 結合を解いてティッシュで下半身の後始末を軽く済ませた後、はるなと久美は英夫に両側から抱きついてきた。英夫も彼女たちをいっぺんに抱き寄せ、交互に、そして同時にキスをし舌を絡ませる。
 もう言葉はない。三人とも満足した表情でセックスの余韻にふけりつつ相手を求め合う。
 しばらくそんな状態でイチャイチャしたあと、英夫が口を開いた。
「…いい画が録れたよね…」
「あ、そうだったわね。撮影してたんだわ、これ」
 久美がびっくりしたような表情をして、固定してあったビデオカメラに手を伸ばして動作を止めた。
「なんか、もう途中からカメラなんてどうでもよくなっちゃってたわ」
 と久美が言うと、はるながケラケラと笑った。
「ねえ、貴方、これからお暇?」
 とはるなが英夫に尋ねた。
「うん?」
「良かったら…ホテルでまた続きをしない?」
 はるなは英夫に抱きついたままその顔をのぞきこむようにして提案した。
「久美ちゃんとは二回して、中に出したでしょ。わたしも、中に、出して欲しいな」
 そう言って英夫の唇にチュッとキスしてくる。
 英夫に異論のあろうはずがなかった。

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