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★2004年新春特別企画★
「いきなり皇帝陛下」
番外編
「新年祝賀の儀」

 第一章 元旦〜初詣・初床入り〜

 谷渡は暖かく柔らかい女体布団に囲まれて眠りについたまま、ふだん寝室として使っている宮殿の一室へと運ばれてゆきました。
 とにかく前夜の除夜の鐘以来、全く眠りにもつけずに女性達と交わり続けていましたから、性欲の方はともかくとして睡眠欲のほうはもう限界に達しており、谷渡は女体に包まれていようと興奮を覚えることも無く、すやすやと眠りについてしまいました。
 4時間ほどの眠りののち目を覚ました谷渡は、しばらく女体布団に包まれたままぼんやりと寝室の天井を見つめていましたが、やがてもぞもぞと体を動かし、手近な宮女の裸体を抱きしめて、行為を始めてしまいました。
「あんっ、陛下…」
 むさぼるように唇を、そして乳首を求めてくる谷渡に、その宮女がたまりかねたような甘い吐息を漏らします。谷渡はその宮女を執拗に求め、他の布団役の宮女たちにも自分への奉仕を促します。もちろん言われるまでもなく彼女達は自らの務めとして奉仕を行うのですが、谷渡に抱きしめられ求められている宮女は軽く抵抗を示していました。
「…ん?どうしたの?」
 そろそろ合体を、と動きを始めていた谷渡でしたが、その軽い抵抗を受けていぶかしみますと、
「陛下、すでにお疲れになっていらしたし、このあと初詣などでお忙しいですから…」
 と、その宮女は美しい形の眉をちょっとひそめて、やんわりと谷渡の体を押し返す動きを見せました。
「いや、いまよく寝たから疲れはとれてるよ」
 谷渡はそう言って腰を押し付けつつその宮女の唇を熱く吸います。
「…んんっ、でも、初詣は大切なお役目ですし…ここではお控えになって…」
「やだ」
 やんわりとはいえ珍しく拒否をうけた谷渡はついつい意地になってしまい、いっそう激しくその宮女の体を抱きしめ、あちこちに口付けし、半ば強引に股を開かせてそこへ自分の股間を押し付けました。そこまでされては、と宮女は困ったような顔をしつつ谷渡を受け入れる体勢をとります。谷渡はずんっと肉棒を彼女に押し込んで合体を達成しますと、その宮女の全身に覆いかぶさるようにして、ずんずんずんっと激しく肉棒を出し入れ始めました。
「ああああああっ!」
「皇帝陛下に逆らった罰だからね。このまま激しくやらせてもらうよ!」
 谷渡はそう叫んで、ぱんぱんぱん、と激しく音を立てて、かなり乱暴にその宮女の女陰に突き入れを繰り返します。他の宮女たちはいつになく激しい谷渡の行状に目を丸くしながらも、いそいそと彼を取り囲み、手や舌や胸でその全身に愛撫を加えていきました。
 いつもは一回の媾合いで数人の女性達との合体をする谷渡でしたが、このときは「お仕置き」という気分もあって、他の宮女たちの奉仕を受けつつもそれには目もくれず、その宮女一人だけを激しく責め立て続けました。
「ああ、あああっ!へ、陛下、激しすぎますぅ!お許しを…」
「ダメだ!このまま出るまでやるぞ!“お胤”をたっぷりと注ぎ込んでやる!」
 もちろん後宮の女性達全てが谷渡に「お胤」を注いでもらうことを心待ちにしているのですが、このときの谷渡の気分は嫌がる女性を無理やり犯し、その体に精液を注ぎ込んで孕ませる、といういわば強姦願望のようなものが沸き起こってしまっていたのでした。
 ぴゅーっ、どくどくどく…
 とうとうその宮女の膣奥にたっぷりと精液を放ち、谷渡は征服感に酔いしれました。もちろん「お胤」を注がれた宮女も天にも昇る心地でそれを受けたのですが、
「もう…陛下の、意地悪…」
 と、谷渡の額を指でちょん、突付くのを忘れませんでした。


 目覚めの一発を放った余韻に浸りながら十人の「布団係」たちといちゃついていた谷渡のところへ、今度は「湯殿係」の宮女達が現れて、谷渡をすぐ隣の湯殿へと招きました。
「神様とご挨拶する初詣の前に、お体をお清めさせていただきます」
 と湯殿係の宮女たちが言い、谷渡はいつもそうしているように、池のように大きな浴槽の湯に身を沈め、周りを湯殿係の美女達三十人に取り囲まれました。美女たちの裸体を全身に交代で群がりつかせ、他の美女たちの裸体を湯けむりの中に鑑賞しつつ、ゆったりと熱い湯に身を任せました。やがて石鹸で泡まみれに彼女たちの体を使った「お清め」が始まり、全身を彼女たちの暖かく柔らかい肌によって磨き上げられていきます。
 毎日二回ほどは楽しめるこの「お清め」でしたが、この日は元旦ということもあってかいつもより入念のような気がして、谷渡はうっとりと目を閉じ、彼女たちの奉仕を受け続けるのでした。
 谷渡の肉棒も、何人かが同時に手や口で清めていました。これもなかなか良い気分なのですが、なんといってもここについては女体による「壺洗い」をしてもらうに限ります。谷渡がいつものようにそれへの期待に胸と股間を膨らましておりますと、
「陛下、では、お上がりに…」
 と、湯殿係の長の女宮が谷渡の手をとりました。
「え?もう?」
「はい。これからお着替えになって初詣においでになられませんと」
「ちょ、ちょっと待って。いつもの…ここをみんなのあそこで「洗う」のは?」
「申し訳ありませんが…このあと大切な初詣の儀式がございますので…お控えになられた方がよろしいかと」
 なぜかさきほどの布団係の女性達と同じことを言うのです。谷渡はこれには少しカチンと来てしまいました。
「さっきから初詣、初詣って…そりゃ神聖で大切なことかもしれないけど、僕の欲望を抑えなきゃならないほどなものなのかい?」
「いえ、そういうわけでは…」
「だいたい、そんなに神聖ならゆうべから続いている一連の儀式はなんなんだい。この後宮では、常に僕の欲望を煽り、満たすことが最重要なんだろ」
「それは、そうなのですが…お体のこともございますので」
 谷渡はいよいよ意固地になってしまい、とうとう命令を下してしまいました。
「命令だ。全員浴槽の縁に並べ。後背位と正常位が交互になるようにな」
 皇帝陛下の命令とあっては仕方ありません。宮女たちはいそいそと言われるままに配置につきます。半分の十五人の宮女たちは湯面にお尻を上げるようにして浴槽の縁に手をつけて並び、残り半分の十五人は浴槽の縁に仰向けに寝て脚を広げてあそこを丸出しにします。それらが互いに違いに並んで合計三十個の「壺」を並べるのです。
「よーし、よしよし…」
 谷渡は大喜びで、一番端の宮女に、後背位で突き入れました。ちゃぷちゃぷとお湯を波立てながらズンズンと突いてその「壺」の中で肉棒を「洗い」ますと、引き抜いてすぐに隣の仰向けに寝ている宮女の両脚をつかんで腰を引き寄せ、ずぶりとその「壺」を貫きます。両脚を抱えたまま、またちゃぷちゃぷとお湯を波立てつつ出し入れを繰り返しますと、また引き抜いて隣の宮女のお尻を抱えてその「壺」を突き刺し、ぐるんぐるんとひねりも加えながら「洗って」いくのでした。これを三十人分続けるのです。
 湯けむりの中、甘い嬌声が次々と上がり湯殿全体に反響していきます。三十個の「壺」全てを味わった谷渡は、
「よし、次は後背位の者は正常位に、正常位の者は後背位…と入れ替わって」
 と命じ、また最初の宮女から「壺洗い」を再開するのでした。
 二週目の五人目に後背位で「壺洗い」をしているときに谷渡は精を放ち、すぐに引き抜いてその隣の六人目の宮女にも突き入れて、残りの雫を注ぎ込んでやるのでした。


 「お清め」をすっきりと済ませた谷渡は、ただちに正装の皇帝衣装を着せられて、後宮内にある神殿へ「初詣」に向かうことになりました。
 神殿はすぐ近くにありましたので谷渡は歩いてそちらに向かいます。前後左右を多くの宮女たちに囲まれての行進になりましたが、さすがに神聖な神殿に赴く行進ですので、いつものように女性達といちゃつきながら、というわけにはいきません。しかし谷渡自身は先ほど目覚めの一発と湯殿での「壺洗い」とで性欲をひとまず発散させており、特に不自由は感じませんでした。
 神殿へ向かう途中の廊下で、また清芳や四妃たちの一行と落ち合いました。「初詣」は皇帝とその妻である妃一同がそろって行う慣わしだったのです。一緒に歩みを進めるうち、合計百二十二人の妃達がそれぞれの侍女たちと共に合流し、ゾロゾロと谷渡のあとについていきます。
「陛下、よくお休みになられました?」
 施蓮が谷渡の顔を覗き込むようにして聞きました。
「あら…?」
「ん?なんだい?」
「なんかスッキリなさっちゃってるみたいですけど」
 さすがに鋭い女性の勘です。施蓮も、そして他の四人の妃たちも谷渡がつい先ほど「媾合い」をしていたであろうことを感じ取っていました。
「ああ…まぁその…さっき寝室と湯殿で一発ずつ…」
 谷渡は自分の頬を指でかいて、照れ笑いをしつつ白状しました。
 聞いた清芳たちは、いつになく呆れ顔で、
「陛下…さきほど“初詣”がありますからちゃんとお休みになって、と申し上げましたのに」
 と言います。いつもは谷渡が宮女達と年がら年じゅう媾合いをすることを奨励しているこの妃達が「休め」というのは珍しいことで、谷渡はちょっと面白くない気分にもなりました。
「まぁ…寝台でも湯殿でも“控えて”とは言われたんだけどね。どうも昨日以来気分が乗っちゃってるし、さっきの料理のこともあって我慢できなくて…」
 そう言って、谷渡は藍恵と悠蘭の二人をいきなりガバッと後ろから抱きしめて、その胸を撫でて腰をぐりぐりとそのお尻にこすりつけました。
「今も、やっぱりこうしてムラムラしちゃってて…今すぐにも君達とやっちゃいたいな」
「もう、おふざけにならないで…」
 藍恵と悠蘭は笑いながらもきっぱりと谷渡の欲望を拒絶しました。谷渡もさすがにそれ以上ふざけるのはやめにして、少しは皇帝らしく、神殿参りを厳粛に行うことにしました。
 谷渡と百二十二人の妃達、そしてその侍女たちの一団は、間もなく後宮内の神殿に到着しました。この神殿はこの国で信仰されている様々な神々や、皇帝一族の先祖をお祭りしているもので、何段も重なった円形の壇の上に円の形に築かれています。谷渡もこの後宮に来て皇帝となってから何度かお参りしたことがありましたが、いつもながらとにかく厳粛で、皇帝一家と帝国の繁栄を祈らされるのです。
 円形の神殿の建物の中に谷渡たちが入りますと、そこにはすでに大勢の女性達が待ち受けていました。良く見ると、いつも見慣れた衣装に身を包んだ後宮の女性達ではありません。真っ白な衣服に身を包み、腰から下に赤い袴を身につけ、髪は長く伸ばして後ろにたばねた、いかにも神殿に仕えていると思わされる静かで清らかな物腰の女性達、いえむしろ少女達、といった方が適切な「巫女」たちがそこにいたのです。
 ざっと見渡した限り、百人と少しばかりの数の巫女が、この神殿に集められているようでした。
「この巫女たちは?」
 谷渡の問いかけに、清芳が説明しました。
「初詣の儀のために、帝国各地の神殿から集められた、よりすぐりの巫女たちですわ。清らかで、美しく、霊力を感じさせる少女ばかりが選ばれています」
「ふぅん…何人いるんだい?」
「昔から決められておりまして、百二十二人です」
「…ん、ということは、君達妃の数と一緒なんだ」
「そのとおりです。この巫女たちは私達一人一人と組になって皇帝陛下と共に神にお祈りをする定めとなっているのです」
「ふうん…」
 谷渡は自分の妃と同じ数だけいるという、巫女たちの群れを眺めわたしました。見たところ、確かにあまり大人びた雰囲気の娘はおらず、十代半ばかそれ以前としか思えないような、幼さすら感じさせる少女巫女ばかりが集まっていました。
(神に仕える巫女って、当然汚れを知らぬ処女じゃなきゃいけないんだよな。それに霊力なんてのは子供の時のほうがあるとされているし…)
 幼さというよりも清らかなあどけなさ、というのでしょうか。いずれの巫女たちも可愛らしく、どこか無邪気で、谷渡をいっせいに見つめてくるその瞳の輝きには、谷渡も心が洗われるような思いがしたのでした。
「さぁ、陛下。さっそく“初詣の儀”を始めましょう」
 清芳に促されて、谷渡は神殿の中央へと導かれました。百二十二人の妃達全員が神殿に入りますと、その侍女たちは神殿に入ってこず、そのまま入り口の大きな扉が閉ざされました。円形の神殿の中には、百二十二人の妃達と、それと同じ数の巫女たちだけが、谷渡を取り囲んで残されました。
 神殿ですから、形の上では祭られている神々、皇帝一家の先祖もこの神殿内にいることになっています。円形の神殿の壁一面に様々な神々や皇帝の先祖たちの画像・彫刻が置かれており、ぐるりと谷渡と女性達を見下ろすような配置になっていました。このためいやでも厳粛な気分にならざるを得ないのです。
 谷渡がぐるりと首をめぐらして神殿の壁一面の画像や彫刻を眺め渡しているうちに、周囲の妃達と巫女たちがざわざわと動き始めました。何が始まるんだろう、と谷渡が見ておりますと、どうやら妃達がそれぞれ一人ずつ、自分と組になる巫女を選んでその手をとっているようでした。一部には一人の巫女をめぐって軽く取り合いのような様子も見えましたが、そのうちに百二十二組全ての組み合わせが決まっていきました。
 谷渡の近くにいる清芳や藍恵たちも、それぞれ一人ずつ各自が選んだ可愛らしい巫女たちの手を握っています。美しい妃達と、美しいというよりは可愛らしく無垢な少女巫女たちの取り合わせが谷渡を何重にも取り巻き、谷渡はその眺めだけで目がくらみそうな思いがしました。
「では陛下。お服をお脱ぎになってくださいませ」
「え?ええ?」
 いきなり清芳に言われて、谷渡はびっくり仰天しました。
「服をお脱ぎ…って、これからお祈りとかするんじゃないのか?」
「ええ。お祈りはお祈りなのですが…この神殿の神々や皇室のご先祖の皆様の前で、巫女たちとわたくしたち、全員と陛下の“媾合い”をすることが“初詣の儀”なのです」
「…ぜ、全員?」
「ええ。私達妃と、そしてこの巫女たち全員とです。巫女たちは神に仕える身ですから、彼女達が陛下と交わり、そして一緒に私達も交わることで神と交流し、お祈りをする。これがこの儀式の意味なのですわ」
「…この巫女たち全員と、交わる…って、巫女たちって、その…処女じゃなきゃいけないんだろ?」
「はい、その通りです。巫女たちはその処女を神の分身とも言える陛下に捧げるのです。もちろん以後も陛下以外の男性と交わることはいたしません…これは毎年元旦に行われる大切な皇帝陛下の儀式なのですわ」
 谷渡はさすがに(これは大変なことになった)と思っていました。昨晩から何百人という女性達と媾合いを続けている谷渡ですから、精力の面では全く不安はないのですが、相手が百人以上の処女となるとことは別です。基本的に谷渡の後宮に新たに入ってくる女性達はみな処女か自ら処女を破っていましたから、「処女破り」自体は日常茶飯でしていることだったのですが、さすがに一度に百人以上もの処女を抱いたことはありません。
(体力的にもつんだろうか…そうか、寝室や湯殿で「お控えを」って言われたのはこのことだったんだな…)
 谷渡の心に軽い後悔の念も沸き起こります。その様子に、妃達がなだめるように声をかけました。
「陛下、ご安心ください。陛下のご苦労を少しでも和らげるためにわたくしたちがいるのですわ…」
「わたくしたちがお手伝いいたしますから、そんなに大変なことではありませんよ」
「大丈夫ですよ、陛下の精力は並大抵のものじゃございませんから」
「儀式とか伝統とか、難しいことはお考えにならず、処女たちとの媾合いをお楽しみになってください」
 谷渡はいささか不安を抱きながらも、服を自分で脱ぎ始めました。肉棒のほうはこれから始まる大量の処女破りの儀式に向けて、すっかり大きくそそり立ってしまっていましたが。
「さぁ、いらっしゃい」
 清芳が、手をつないでいた巫女を抱き寄せ、その服の襟を優しく引いて、その胸を露わにしました。その巫女のあどけない顔のわりに、ぷっくりと膨らんだ乳房が二つ、姿を現しました。
「まぁ…可愛い。陛下もお喜びになるわ」
 清芳はそう言って微笑み、優しくその乳房を撫でました。それから清芳はその巫女の赤い袴の腰紐に手を取って、袴をはらりと足元におろしてしまいました。つまり、巫女は白い上着だけは身につけているものの胸ははだけ、下半身はお尻もあそこも丸出しという、なんともあられのない姿になってしまったのです。
 それを見て谷渡がいっそう興奮しているうちに、清芳は巫女の手を取って自らの衣服の襟をつかませ、
「さぁ、今度はあなたがわたしを脱がして」
 と頼みます。
「はい、皇后陛下…」
 巫女は深々とお辞儀してから、清芳が自分にそうしたように清芳の胸をはだけ、その下半身を露わにしていきます。お互いに同じような格好になると、清芳はその巫女を抱きしめ、お互いに抱き合ったまま、柔らかい絨毯が敷かれた床の上にゆっくりと倒れてゆきました。
 清芳と同じように、他の妃達もそれぞれが相手に決めた巫女と服を脱がしあい、抱きあって愛撫しあいながら神殿の床のあちこちに倒れていきました。神殿のあちらこちらで、女同士で肉体を愛撫しあう甘い息と喘ぎがわきおこり、神殿内を淫靡な雰囲気で満たしていきます。
「さぁ陛下…いらして…」
 巫女の上にのしかかった清芳が、丸出しとなったそのお尻を振りながら谷渡を誘います。
 谷渡が近づきますと、そこには上に清芳の早くも濡れている女陰が、その下には巫女のささやかな陰毛の下のまだ男性の侵入を許したことのないぴっちりと閉じられた割れ目が、重なり合っているのが目に飛び込んできました。
「陛下、巫女のほうからお入りになるのがしきたりです…お入れやすいように、お手伝いさせていただきますね」
 清芳はそう言うと、下に寝ている巫女の顔に熱い口付けを浴びせながら、一方の手でその乳房をやんわりと揉み、もう一方の手でその巫女の割れ目に指を添えて、その陰核や陰唇を弄りたて始めました。
「あ…あんっ、ダメッ…皇后陛下…そこは…」
「どう?ここ、気持ちいいでしょ…?たっぷりと濡らして、陛下を受け入れる準備をするのよ…」
 同性にねちっこく愛撫されて全身をくねらせて喘ぐ巫女。それを「準備」とか「お手伝い」などと言いつつ、どうも自分自身が楽しんでいる様子で巫女を責め立てている清芳。谷渡は清芳の意外な一面を見た思いで、二人の女性が戯れている様子を眺めつつ肉棒に手を添えて自分自身も臨戦態勢をとります。
 あたりを見渡せば、そこらじゅうで妃達と巫女たちが同じような格好で抱き合い、絡み合っています。ほとんどは妃達がまだ処女の巫女たちを責め立てていましたが、中には巫女たちに自分の乳房を吸わせたり陰部を触らせたりして刺激を与えさせている妃もいるようでした。
 後宮はあくまで皇帝一人に多くの女性達が群がって仕えその愛を受ける場所ですので、基本的に女性同士の性愛行為はご法度なのですが、なにぶん皇帝のお相手をつとめられる人数には限りがありますから、多少の同性同士の慰めあいは大目に見られていたところもあります。そうした素地に加えてまだ無垢でうぶな巫女たちに経験豊かな「お姉さま」として性の喜びを教えられるという優越感も手伝って、妃達は大いに乗り気で巫女たちとの絡みを楽しんでいるようでした。
「陛下…そろそろよろしいですわ。この子にお入りになって…」
 清芳が抱いている巫女の割れ目に手を添え、それを大きく開くようにして谷渡の挿入を促しました。谷渡はこっくりとうなづいて巫女と清芳の下腹部に自分の腰を近寄せます。すると清芳は上体を巫女に預けるように倒しながらもう一方の手を伸ばしてきて、谷渡の肉棒に手を添え、手探りするように巫女の女陰へとそれを導きました。
「い、いくよ…」
「はい、陛下…あっ…!」
 谷渡が声をかけ、それに巫女が返事をしたとたん、その一瞬の不意をつく形で谷渡は硬い肉棒の先端を巫女の処女の割れ目の中に押し込みました。そしてそのまま、ぐ、ぐ、ぐ…と腰を進め、巫女の処女膜を破っていきます。処女破りじたいは日常茶飯でしていることなので、なかなかに手馴れたものです。
「あ、あひぃっ、うんっ…」
「痛いでしょうけど、頑張って」
 清芳が巫女を抱きしめ、優しくその胸を愛撫し首筋や頬に口付けをします。
「だいじょうぶ…です…ああ…陛下のお体が、私の体の中に…感じます…」
 巫女は目じりに涙を浮かべ、谷渡に処女を捧げる感覚を受け止めていました。
「そうよ、陛下があなたと一つにつながっているのよ…素敵でしょ?」
「はい、皇后陛下…幸せです…」
 巫女と清芳はしっかりと抱き合い、熱い口付けを交し合っています。それを少々複雑な思いで見つつ、谷渡は完全に巫女の処女を破り、肉棒を根元まで膣の中に押し込みました。それから巫女をいたわりつつ腰を動かしてきつい処女肉の締まり具合を味わいます。
「陛下、そのまま、それをわたくしに…」
 清芳が巫女を抱きしめたまま顔を後ろに向けて谷渡にうながしました。谷渡はうなづいてゆっくりと巫女の膣から肉棒を引き抜きます。
「あっ、あ…ううっんっ…」
「よく頑張ったわ…」
 引き抜かれるときの痛みに耐える巫女を、清芳が優しく抱きしめ、その頭を撫でて頬に口付けをしてやります。いったん外に姿を現した谷渡の肉棒は、その巫女の純潔の明かしである赤い血をこびりつかせていました。いったん拭き取るべきかと迷った谷渡に、清芳が言います。
「陛下、そのままでいいのです…そうやって、私達が一体となる、儀式なのですから…」
 谷渡は了解して、そのまま腰を進め、上の清芳の女陰に後背位の形で巫女の血にまみれた肉棒を突き入れました。処女とはまた違った膣肉の締め付けが、谷渡の肉棒を包みます。
「あああ…陛下っ」
 こちらでは遠慮なく、谷渡はズンズンズン、と腰を清芳のお尻に打ち付けるように突き入れを繰り返しました。
「ああ、いいっ、陛下の…ああんっ」
 清芳はまるで下にいる巫女に見せ付けるかのように、自分からもいやらしく腰を振り、谷渡の突き入れの快感に震えています。その様子に、巫女のほうもびっくりしたように目を見開いていました。
「あなたも、そのうち…陛下に天国に連れて行ってもらえるようになるわ」
 清芳はそう言って艶然と微笑みました。
 しばらく谷渡は清芳と媾合っていましたが、清芳の方から、
「陛下、名残惜しいですけどそろそろ、お次の藍恵のところへ…なにせ先は長いのですよ」
 と促されて交わりを解き、隣に控えていた藍恵のところへ移動しました。藍恵もまた一人の巫女を相手に愛撫を加えてその割れ目に手を添えて開き、谷渡の挿入の用意を整えていました。
 谷渡はさっそく、とその巫女にゆっくりと肉棒を差し入れてその処女を奪い、少しの間その中に滞在してから引き抜いて、上の藍恵の中に挿入します。そしてその次の悠蘭のもとへ移動し、やはり組になっている巫女の処女を奪ってから悠蘭の膣を味わい、その隣の玄潤へと…と以下その繰り返しを延々と続けたのでした。
 こんなことを十組も続けていきますと、谷渡の肉棒は十人分の処女の血と、二十人分の愛液とが混じり合ってこびりつき、ヌルヌルの状態になってしまいます。そのため新たな巫女に挿入するのが楽でもあったのですが…。
 十一組目の巫女の処女を破ってから上の九嬪の一人の妃に突き入れているうちに、さすがに限界が来て射精感が込み上げてきました。射精をうながすべく谷渡が突き入れの速度を速めますと、その妃が谷渡が自分に精を注ごうとしていることに気づいて、やや残念そうに言います。
「陛下…この儀式では“お胤”は巫女に注がねばならないことになっているのです…この子に、改めてお入りになって…」
 そういうものか、と谷渡は射精感をこらえてその妃から肉棒を抜き取り、つい先ほど処女を破ったばかりの下の巫女の女陰に、もう一度挿入しました。
「あ…い、痛っ…」
 処女を失ったばかりの巫女は肉棒の再進入に辛そうな顔をします。
「う…出るっ」
 なんとか途中まで押し込んだところで、こらえきれなくなった谷渡は射精を開始しました。当然ですがその巫女にとっては生まれて初めて注がれることになった“お胤”の感覚を巫女は不思議そうな顔で受け止めていました。
 谷渡はすぐに肉棒を抜き取ると、また上の妃の女陰にそれを突き入れました。そして、
「申し訳程度だけどね、一応君にも」
 と言いつつ、まだ放出しきっていなかった精液の残りの雫をその妃の膣奥に注いだのです。
「ああ、陛下…わざわざ…嬉しい…」
 思いがけず谷渡に“お胤”を与えられた妃は、感激して目を潤ませ、お尻をブルブルと震わせました。
「陛下、ご苦労様でした…十一組、でしたね」
 射精の余韻に谷渡が浸っておりますと、施蓮が何やら紙と筆を手にして書き付けていました。
「…ん?なんだい、それは?」
 谷渡がいぶかしみますと、施蓮はさっとそれを後ろに隠してしまい、
「だーめ。今はお教えできません。終わってから、ね」
 と、悪戯っぽく舌をちょろっと出して言いました。

 一回目の射精を終えると、妃達数人がかりで口による肉棒の「お清め」が行われ、いったん肉棒にこびりついた血や愛液を落しつつその硬さを取り戻されました。それからまた同じように巫女の処女を破り、妃の中に突き入れ、が繰り返されました。
(うーん、なるほど、処女の相手ばかりだと疲れるけど、合間に日ごろ慣れ親しんだ妃達と交わることで癒されるんだな)
 谷渡はそんなことを考えつつ、巫女と妃とを交互に渡り歩いていきました。
 二度目の射精は二十三組目でした。三度目は三十九組目。四度目は五十五組目。五度目からはかなり持ちこたえて七十七組目。六度目は百二人目で巫女に精を注ぎ込みました。ここでさすがに疲れを覚えて休みをとらせてもらい、それからまた奮起して残り二十組を立て続けにこなし、最後の百二十二組で、
「おおおお…っ、これで終わりっ!」
 と大きな叫びを上げつつ、谷渡はまず巫女の中に精を注ぎ、それから大急ぎで上の妃の中に移ってたっぷりと残りの精液を注ぎこみました。
「陛下、お疲れ様でしたー、無事、全員の儀式が終えられましたわ」
 余韻と言うよりはもう疲労困憊という状態で女体の山の中に倒れこんだ谷渡に、先ほどから射精するたびに何やら紙に書き付けていた施蓮が声をかけてきました。
「…あ、ああ。どうも。…それで、さっきから何を書き付けてたんだい…?」
「はい、これをご覧ください」
 谷渡の問いかけに、施蓮は明るく答えて紙の表を谷渡に見せました。
 そこには「一一・二三・三九・五五・七七・二・二二」という数字が並べられていました。
「…これは?」
「はい、陛下が今の儀式で何人目で射精されたかという数字です。十一、二十三、三十九、五十五、七十七、そして百から上は下の二桁だけをとることになっているんです」
 谷渡はちゃんと数えていたわけではなかったのですが、確かにその人数のときに射精に至ったような気はします。
「…しかし、こんな数を記録しておいて、なんか必要があるのかい?」
 谷渡が首を傾げますと、
「はい。この数で毎年お正月の宝くじの当たり番号が決まることになっているんです!」
 と施蓮がまたも明るく屈託なく答えました。
「なっ、なにぃ?宝くじ、って…?」
「ご存知でしょ、年末にお国の主催で売り出されるあの宝くじですわ。当選番号は元旦の夕方には掲示されることになっています。この数字にぴったり当たっていれば一等で五百万両、以下一部の数字が当たっているごとにそれぞれ賞金が決まっております」
 もちろん谷渡は宝くじのことは知っていました。貧乏時代の長かった谷渡は毎年年末になるとささやかにためていた貯金で宝くじを買い、元旦にいい夢が見られるように、とささやかな期待をそれにかけていたものです。もちろん一度も、最下級の賞金すらも当てたことはありませんでしたが…。
「その宝くじの番号が、皇帝が巫女さんとやっちゃってどこで出したかで決まっていたとはなぁ、はぁ…」
 さすがに愕然とする谷渡に、
「あら、神聖な皇帝陛下が神聖な巫女たちと神聖な神殿の中でおこなう厳かな儀式の結果ですわ。まさに神々のご託宣、なのですよ」
 と施蓮が明るく言いました。
 谷渡は改めて皇帝という身のとんでもない「雲上人」ぶりを思い知らされるばかりでした。


 ともあれ「初詣の儀」は無事終わり…
 谷渡に処女を捧げた巫女たち百二十二人は今後も後宮の神殿に残り、そこで神に祈りを捧げる巫女の役目を務めることになるのでした。そして、谷渡が神殿に「参詣」した時には谷渡と媾合って共に神に祈りを捧げるという役目も担うのです。早い話が谷渡の後宮の女性たちの一員となったということなのですが…。
 さすがに疲れた谷渡はその後しばらく寝室で休み、そのあとで夕食やこの日二度目の「お清め」を湯殿でしてもらったのですが、寝室でも食事でも湯殿でも、宮女たちとの直接的な性行為は控えることにしました。大勢の処女破りをしてそのきつい膣肉に包まれ続けたせいか、肉棒が勃っても少々ながらヒリヒリとした痛みを感じてもいたのでした。
 湯殿での「お清め」も蜜壺を使った「壺洗い」だけは控えて、谷渡は寝室へと移動しました。もうあとは寝るだけ…のつもりだったのですが。
 寝室となる宮殿に入ったところ、そこにはすでに百人からの妃達、宮女たちが全裸となって微笑みながら、谷渡の到来を待ち受けていました。
「陛下、新年の儀式続きでお疲れのところでございましょうが…」
 その全裸の集団の先頭にいた施蓮が深々とお辞儀をしてから言上しました。
「これから元旦の夜の儀式である、“初床入りの儀”がございますの」
「“初床入り”…って、とっくに今年の床入りはしてたじゃないか…」
「いいえ。夜のお床入りはこれが今年初めてとなりますので…毎晩行われます陛下の「お夜伽」の今年最初のものでもあるのです。ですからいつもよりご奉仕の人数も多くなっております」
 谷渡は頭をかくしかありませんでした。少々自分のイチモツが痛いのではありますが、こうして全裸の美女をズラリと並べられては、やはり欲望がふつふつと沸き立って来てしまいます。
「…それにしても、妃も宮女もいろいろと混じっているようだけど…この百人はどうやって決めたんだい?」
「よくぞお聞きくださいました!」
 何気なく聞いた谷渡の質問に、なぜか勢い込んで施蓮が答えました。
「じ・つ・は…先ほどの宝くじ。あれは後宮内でも全員が買っておくことになっておりまして…それで当たり番号を買っていた者が、“初床入り”を陛下と共にさせていただくしきたりとなっているのです!」
 そう言って施蓮が胸を張って取り出して見せたのは、なるほど、下数ケタの番号が例の当たり番号と一致する宝くじの札でした。
(そんなことまであの儀式で決めるのかい…)
 谷渡は少々呆れ顔でしたが、施蓮はうっとりと宝くじの札を胸に抱いて話し続けます。
「わたくしたちは賞金なんかいりませんから…陛下と共にさせていただく一夜が、黄金にも勝る宝物なのです…それもこのめでたい元旦の夜に、陛下と初夢を共に見られる、この幸せは何ものにも代え難いものなのです…」
 施蓮は自分で言っている言葉に初めは恥ずかしそうに、やがて自分で陶酔するように、赤らめた顔を谷渡に見せながら語りました。その姿には谷渡も胸の中がきゅんと締め付けられたような思いがしました。
 同じような表情で、他の多くの妃達、宮女たちも谷渡を見つめていました。
「…いやぁ、その、そんなにまで俺、いや朕のことを思ってくれて…」
 谷渡は自分自身の身の置き場に困ったように頭をかき続けていましたが、やがて思い切ったように施蓮と、その周囲にいた妃と宮女と三人をいっぺんに抱きかかえて押し倒し、その一人一人の唇を順番に吸っていきました。
「じゃあみんな、“初床入りの儀”を始めようか…朝までたっぷりと…」
「はいっ!陛下!」
 百人もの全裸の美女達が一斉に唱和し、歓声を上げて谷渡の周囲に殺到してきました。谷渡はその女体の群れの中でもみくちゃにされながら、手始めに抱いた三人の体をたっぷりと愛撫し、まず施蓮と媾合い始めました。
「ああ…陛下ぁ…幸せです…」
「うむ、朕も、幸せだぞ…」
 施蓮と交わりつつ隣の妃の乳首をしゃぶり、右手で宮女の胸を揉み、左手で別の宮女の蜜壺を弄りまわしながら、背中から足まで全身に柔らかい女体が押し付けられるのを感じて、谷渡は快楽の呻きを上げました。
 先ほどまで心配していた肉棒の痛みも、施蓮の暖かく柔らかい膣肉に包まれたとたんに溶けるように消えていきました。
 施蓮との媾合いを終えると、隣の妃へ、それをイカせると別の宮女に突き入れ、思う存分入れ替え入れ替え抱き続けるうちにいずれかの妃に精を注ぎ、妃や宮女たちの奉仕を受けてただちに勃起を取り戻すとまた新たな宮女を押し倒して交わり…
 結局この“初床入りの儀”で百人全ての女性達と交わった谷渡は、そのうち五人の女性の膣奥に“お胤”を注ぎ込んでから、女体の海に倒れ込むようにして深い眠りについたのでした…。

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