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★「いきなり皇帝陛下」・3

 大浴場で豪華この上ない『前座』により体を清められた谷渡は、ただちに女官たちにいい香のする布で全身をぬぐわれ、薄手の赤い肌着を着せられました。女官たちの手際のよさは感心するばかりで、谷渡が何も考えず何もしないうちにてきぱきと谷渡の風呂上りの身支度を調えてしまうのでした。
「では、御寝所に参りましょう。ご案内いたします」
 身支度が終わったのを見澄ましたように、五、六人ほどの女官たちが姿を現します。彼女達が道案内担当のようです。そのためだけに別に女官がいるのか、と半ば呆れながら、谷渡は浴場から回廊に出ました。すると、そこには一台の馬車が止まっていました。いえ、良く見ればひいているのは馬ではなく数頭のラバですので馬車と呼ぶのは正確ではないのですが。
「御寝所まで、これにお乗りください」
 と、案内役の女官が谷渡をいざないます。
「大げさだなぁ、自分の寝るところへいくだけなのに、こんな車なんて…」
 と、谷渡が言いますと、その女官は微笑みながら言いました。
「陛下は御自分の後宮の広大さがまだお分かりになっていないようですね。ここには陛下にお仕えする何千という女性達が住む、いわば一つの町といっても良い大きさなのです。この湯殿から、この後宮の中心にある陛下の通常の御寝所までも相当に距離がありますのよ」
 そう言って、さらに妖しげな目線になって女官は付け加えます。
「もちろん陛下がお望みであればお歩きになっても多少の時間がかかっても着くことは確かです。ですが、陛下はこれから御寝所で大いにお励みになられるわけで…その前に無駄に運動をなさることはあまりお薦めできません」
 これには一理あるな、と谷渡は思いました。そこで言われたとおりに車の中に乗り込みます。車の中は、この後宮へ連れてこられた時に乗った大きな馬車ほどの余裕はさすがにありませんでしたが、四、五人が足を並べて寝そべられるぐらいの広さはあります。床は柔らかい綿入れが敷き詰められ、大きな枕なども置かれています。
 谷渡が車に乗り込みますと、あとから案内役の女官たち四人が車の両側から乗り込んできました。ほかの女官二人は御者台に座り、ラバたちを操って車をゆっくりと動かし始めます。
「陛下…」
 あ、やっぱり…と谷渡が思う間もなく、四人の女官たちが谷渡の体に群がってきました。
「わたくしたちは陛下が後宮内をこの車で移動される間、陛下をご退屈させぬようお相手するのが役目でございます」
 そう言って四人は熱い視線を谷渡に向けて、抱きついてくるのです。
 谷渡は一応これに応えて、一人一人と口付けを交わしましたが、
「でもさぁ…これからその、お妃たちと媾合(まぐわ)うんでしょう?その前にいたしちゃうというのも…ついさっき湯殿でたっぷり前座してもらったばかりだし…」
 と、遠慮気味に申し出ました。すると女官たちは、
「わたくしたちはただ陛下が移動中に退屈なさらぬようお相手をするだけがつとめでございます。陛下がわたくしたちの体をお求めになるか否かは陛下の御意のままに…わたくしたちはこうして陛下のお体に触れさせていただいているだけでも十分しあわせなのですから」
 と、微笑みます。こう言われてしまうと、かえって何もしないのは悪いような気もしてくるもので、谷渡はこの女官たちを前後左右に抱きつかせ、その体にさわさわと触れたり胸を揉んだり唇を吸ったりと他愛なく楽しんでみました。しかし、
「さきの大円陛下などは、一晩に五人ものお妃の部屋を回られ…その移動の間にも私達と
媾合われ、一人一人にお情けを授けてくださったものですわ…」
 などと思い出話をされると、何やら空恐ろしい気もしてきました。
「大丈夫ですよ、陛下もお若いのですし、間もなくここのこうした生活にもお慣れになりますわ。皇帝たるもの、子孫繁栄のためにもあらゆる精力増進の手立てが用意されておりますの」
 と、女官たちが教えてくれました。大円皇帝だって最初からそんな超絶倫ではなかったと聞かされて、谷渡はいささか安堵したのでありました。
(そうだよなぁ。こんな何千人もの美女を抱えてるんだから、人並みはずれた精力を持ってないと…)
 とりあえず車の中では女官たちと他愛なく戯れつつ後宮の暮らしなどについて話を聞いているうちに、車は目的地に着いたらしく、ゆっくりと停止しました。のんびり走っているのは確かでしたが、おそらく三十分ほどの時間がかかったのではないでしょうか。
「君達とは、またいずれね」
「陛下のお情けがいただける時を心待ちにしておりますわ」
 谷渡は車担当の女官たち一人一人と別れの口付けをしてから、大きな寝所の建物の中へと入っていきました。


「ここが寝所…皇帝が寝るためだけの建物なのか」
 谷渡は圧倒される思いで、自分がたった今入った寝所の建物の内部の巨大さに圧倒されていました。今まで自分が入った一番大きな建物が都にある大きなお寺の本堂という谷渡でしたが、この寝所はその本堂ぐらいの大きさはあるのではないかと感じていました。夜なので部屋の中が少々薄暗いのは当たり前でしたが、部屋のあちこちに燭台に明かりがともされ、天井からもたくさんの豪華な提灯が吊るされていて、部屋の中は何やら幻想的な明かりに包まれています。
 部屋の中央には大きな屋根付の寝台がしつらえられていました。寝台と言いましてもそれはもう巨大なもので、明らかに谷渡がこれまで暮らしてきた家の面積などすっぽり入ってしまうのではないかというサイズです。寝台の上には赤い柔らかそうな布団が敷かれ、周囲には黄金の竜などの飾りつけが豪華にほどこされ、寝台の屋根の上からは向こうが少し透けて見える紅色の薄い布がカーテン状に張り巡らされて、寝台の中を艶っぽくぼかしています。
 その艶っぽくぼかされた寝台の中に、四人の女性の姿があるのがおぼろげに見えました。四人とも顔は見えませんが、正座してこちらに向けて平伏しているのが分かりました。
「陛下、よくお渡りくだされました…」
 見れば寝台を取り囲むように、寝所の部屋の四方に数多くの女官たちが控えていて、それが一斉に谷渡に向けてお辞儀をしました。思わずペコッと頭を下げて返礼してしまったあたりは、まだ谷渡は「皇帝陛下」になりきれないところでもありました。
「よ、よろしく…」
「めでたく今宵を迎えることが出来まして、姫君たちもお喜びですわ」
 と、女官たちの最前列に立っていた一人が言います。
「姫君…?」
「今宵、陛下のお妃となられる方々です。わたくしどもはその姫君のお世話を務めるために姫君のご出身地から付き従ってきた侍女めでござります」
 侍女、と言いながらも、その美しさといい豪華な衣装といい貫禄ある物腰といい、何も言われなければこの女官たちが姫君と思われるのではないかと谷渡は考えてしまいました。見渡してみると、全部で20人の「侍女」たちが立っていました。先ほど寝台に見えた四つの人影が姫君たちなのだとしますと、一人につき5人の侍女が付き従っているようでした。
 帝国の各地方から来たというのは本当のようで、侍女たちの中には目鼻立ちや肌の色、髪の毛などで異国風の外見をした者も混じっていました。この帝国の広さについて谷渡はまだ正確には把握していませんでしたが、様々な民族をその支配下に収めるほど広いというのは本当なのだな、などと彼女達を見て思うのでした。
「では、いよいよ姫君たちとお床入りを…」
 と侍女達が谷渡の手を引いて寝台へと導きます。侍女達が薄い紅色のカーテンを開きますと、寝台の上で平伏していた四人の姫君たちが一斉に顔を上げました。
(…う、か、可愛い…)
 四人の顔を見た途端、谷渡の目は四人全員の顔に釘付けになってしまいました。
 一人は黒い髪に長い三つ編みを二つ垂らした切れ長の目が印象的な女の子。一人は褐色の肌に短い髪、大きな濡れた瞳をした細身の女の子。一人はほとんど黒とも思える肌に縮れた髪の毛で肉感的な女の子。そして一人は彫りの深い目鼻立ちに金色の髪を長く垂らした女の子。いずれもそれぞれに異なる魅力をたたえた美少女でした。
(各地方から妃になるために送られてくるってのはこういうことなんだな…)
 と谷渡は個性豊かな美少女達を見つめながら思いました。
(こ、こんな可愛い四人が、僕のお妃になってくれるのか…それも、僕が最初の男性になるって言ってたな。ということは…)
 思わず谷渡はふるい立ちます。
「わたくしは藍恵と申します」と、三つ編みの女の子が名乗りました。
「わたくしは悠蘭と申します」と、褐色の肌の女の子。
「わたくしは玄潤でございます」と黒い肌の女の子。
「わたくしは施蓮でございます」と金髪の女の子。
 四人全員が名乗り終えると、改めて一斉に谷渡に向けてお辞儀をしてきました。
「陛下、いずれもふつつか者でございますが、よろしくお願いいたします!」
 と、四人は高らかに声をあげ谷渡に挨拶しました。谷渡はどういう態度を示したらよいか困ったようにもじもじとしましたが、
「ああ…こちらこそ、よろしく…」
 と軽く頭を下げ、照れたように頭をかきました。皇帝陛下の思いがけない反応に四人の美少女はキョトンとしたようでしたが、やがて互いに顔を見合わせて微笑みました。どうやらもっと威厳のある恐ろしげな男性がやってくるのではないかと考えていたようで、谷渡の態度に拍子抜けすると共に安心感が沸いた様子でした。
(そりゃそうだ、僕だって皇帝陛下になっちゃったのは今日の午後からのことなんだから…)
 などと考えて突っ立っていた谷渡の背中を、侍女達二、三人がとりついて軽く押しました。
「陛下、さあお床入りを…」
「あ、うんうん」
 押されるままに谷渡は薄いカーテンの間を抜けて巨大な寝台の上に腰を下ろしました。すると二人の侍女がササッと素早く足にとりついて谷渡の靴を脱がします。おやおやと思っていると、さらに他の侍女らが谷渡の上半身にとりついてさっと上着を外し、谷渡を赤い薄手の肌着だけの姿にしてしまいました。
「どうぞ、陛下、こちらへ」
 藍恵に手招きされて、谷渡は巨大な寝台の上に上がり、大きな枕が用意された中央奥へと歩いて移動します。足の下にはふかふかと心地よい綿が詰められた布団が敷き詰められ、いよいよ艶かしい空気が感じられます。
 谷渡が大きな枕を背にござ座りになりますと、四人の美少女たちが谷渡の前に一列に並んでひざまづき、改めて深々と一礼します。
「陛下、今日よりわたくしどもは陛下の忠実なしもべでございます。わたくしどもをお見捨てなきよう、可愛がってくださりませ」
 美少女達は声をそろえて誓いの言葉を述べました。その調子から察するに、何度も四人で練習したセリフなのでしょう。あくまで儀式的な印象を免れないものでしたが、谷渡にとってはそれなりに支配者の優越を味わえるものではありました。
「では、失礼いたします」
 と侍女の一人が寝台の外から大きな声で言うのが聞こえたかと思いますと、合計二十人の侍女たちがドヤドヤとカーテンを開けて次々と寝台に上がってきたので谷渡はビックリしました。おまけにその全員が寝台に上がる直前にするすると手際よく衣装を脱ぎ、全裸になって入ってくるのです。たちまち巨大な寝台の上に二十人もの全裸の女性がひしめく有様となりました。しかしそれでもこの寝台はまだ余裕があるのです。
「あ…え?つまり、何をすればいいの?」
 思わぬ展開にうろたえて谷渡はおろおろと質問しました。侍女の一人はニッコリと笑って、
「わたくしどもはそれぞれの姫君の初夜の営みをお手伝いさしあげるために同衾させていただくのですわ。陛下は、ただ姫君四人と初めての交わりをなさってくださればよいのです」
 と答えました。
(これからこの子達の処女を奪うっていうのに…なんか落ち着かないなぁ)
 と谷渡は思いながらも、目の前に広がる全裸の美女の群れに鼻の下を伸ばさないでもありませんでした。
「さあ、姫様」
 侍女たちが五人ずつ、それぞれが仕える姫君の周りに集まりました。そしてゆっくりと姫君たちの衣装を脱がしていきます。全裸の美女達に囲まれながら、美少女達はその胸や、お尻や、太腿、そして陰部を露わにしていきます。
(ごくっ…)
 そのまるで天女たちが舞っているような光景に、谷渡は唾を飲み込みました。やがて姫君全員が生まれたままの姿となり、谷渡のそばへと近づいてきます。
 四人の姫君たちの体はそれぞれにだいぶ異なりましたが、いずれも玉を磨くように育てられてきたことが良く分かる、きめの細かい肌をしていました。まだ発育十分とはいえない初々しい体もそそりますが、金髪の施蓮のように胸もお尻も大きく発育十分の肉体も興奮させられます。
「君達、いくつなの?」
 谷渡はふと聞いてみたくなりました。すると藍恵と玄潤が十七歳、悠蘭が十六歳、いちばん発育のいい施蓮が驚いたことに十五歳で一番年下でした。
 谷渡はまず挨拶がわりに、と藍恵から順番に年齢順に接吻をしていきました。四人とも初めての男性との触れあいであったらしく、口付けしてやると甘いため息を吐き出しました。
「こんな可愛い子達を、みんな奥さんにできるなんて…」
 と谷渡が喜びのあまり口にしますと、
「いいえ。私どもは陛下の忠実なしもべの一人に過ぎませんわ。奥様なんて、そんな…」
 と悠蘭が顔を真っ赤にして言います。
「いいや、君達は僕のお妃。つまり奥さんになるんだよ」
 谷渡はそう言って悠蘭を抱き寄せ、また接吻してやります。と同時に玄潤にも手を伸ばして悠蘭と一緒に抱き寄せ、これにも口付けしてやります。そしてそれぞれのぴちぴちした肌に触れ、さらに二人の愛らしく膨らんだ乳房を揉んでその弾力を楽しみます。
「ああ…」
「あーん…」
 悠蘭と玄潤はうっとりとして谷渡に左右から甘えてきます。すると、構ってもらえなかった藍恵と施蓮の二人が谷渡の股間に手を触れてきました。たちまちムクリと谷渡の股間が反応します。
「あっ」
 その反応に驚いたのか、施蓮が声を上げました。すると、施蓮の侍女が施蓮に近寄ってきて教えます。
「陛下の、一番大切な、一番敏感なところが反応されたのですわ。さあ姫様、、ここにご奉仕して陛下を気持ちよくして差し上げるのです」
 言われて施蓮はうなずき、藍恵と顔を見合わせて合図してから、谷渡の腰巻をとって谷渡の陰部を露わにしました。
「ああ、これが…」
 藍恵が初めて見る男性器に見入ります。谷渡の肉棒はこの状況に早くも堅くそそり立ち始めていました。
「姫様、ここが亀頭、ここが茎…そしてここがお情けのお胤が入っている袋です」
 藍恵の侍女二人が谷渡の股間を指差し、あれこれと説明しています。気がつくと、上半身に抱きついている悠蘭と玄潤の周りにも侍女がついて、谷渡のどこに口付けせよとか手で乳首を刺激しろとかアドバイスをしていました。
(ちょっとうるさいなぁ…)
 と思いつつも、そうした指示に従って四人の美少女たちが自分に奉仕してくれるのはやはり幸せなものでした。悠蘭と玄潤は二人同時に谷渡の口の中に舌を差し込んだり、両耳をペロペロ舐めたり、谷渡の乳首を指で刺激したり舐めてみたり、あるいは自らの乳房を谷渡の口に含ませたりしてくれました。下半身では藍恵と施蓮が絶妙のコンビネーションで谷渡の肉棒を手でしごき、玉袋を指で撫で、左右から半分ずつ手分けして玉袋から茎、亀頭まで入念に舐め回したり、二人交代で深々と谷渡の肉棒を口に含んだりしてくれました。
「君達、可愛い顔してその歳でなんて上手い…」
 相次ぐ刺激に谷渡は感激して声を上げてしまいます。
「姫君たちは、小さいときから陛下のお妃になるべく私達と花嫁修業を続けてまいりましたから…房中術も処女のうちから学んでおられますの」
 と、施蓮の侍女が教えてくれました。房中術、というのは寝台の中での男女の交わりの技術であることは谷渡も承知していましたが、それをこんな美少女が幼いときから仕込まれているというのにはさすがに驚かされます。
 やがて、上半身担当と下半身担当が入れ替わり、今度は施蓮と藍恵が谷渡の顔や胸に奉仕し、悠蘭と玄潤が谷渡の肉棒に奉仕します。谷渡は童顔ながら発育のいい施蓮の巨乳につい夢中になり、手で揉み込んだり乳首をしゃぶったりと大いに楽しみました。
 四人の美少女の奉仕をたっぷりと受けたところで、
「じゃあ、そろそろ」
 と谷渡の方から声をかけます。姫君四人はいそいそと寝台の真ん中のあたりに互いに少し間を離して仰向けに寝そべって並びました。そして脚を開いて、それぞれの愛らしい秘裂を谷渡の目にさらします。
 四人それぞれの女陰を、谷渡はまずじっくりと見比べます。いずれもすでにしっとりと濡れているのが分かりました。一人一人の脚の間に谷渡は顔を寄せ、それぞれの陰裂や陰核に手で触れたり舌を這わせてみたりします。美少女たちが恥ずかしがったりくすぐったがったりして反射的に脚を閉じようとしますと、それぞれの侍女たちがその脚を押さえ、谷渡のなすがままにしてくれます。
「よーし…じゃあいよいよ一つになろう。ここは順当に、歳の順で」
 と谷渡は言い、生まれた月で玄潤をやや上回る藍恵から破瓜をしていくことになりました。
 谷渡が藍恵の脚の間に腰を割り込ませますと、藍恵の侍女のうち二人が藍恵に寄り添って寝てその両腕をつかみました。さらに一人の侍女が藍恵に膝枕して安心させるかのように頭を撫でます。さらに二人の侍女が谷渡の背中に抱きついて四つの乳房を押し付けながら藍恵への挿入を促しました。
「…!!」
 谷渡は侍女たちの手伝いを受けながら藍恵の女陰に肉棒を侵入させます。谷渡にとって初めての処女との交わり。きつい抵抗を覚えながらも谷渡は侵入を進めていきます。藍恵は必死に破瓜の痛みをこらえ、三人の侍女たちが優しく彼女の手を握ったり頭を撫でたりしてこれを応援します。
 ついに谷渡の肉棒が藍恵の中にすっかり入り、二人は一つになったことを確認します。さすがに動くのはきつそうなので谷渡は一つになった形のまま藍恵に覆いかぶさり、口付けを交わします。
「これで、藍恵は私のお妃様だ」
「嬉しゅうございます…」
 藍恵は涙目で答えました。
「陛下…申し訳ございませんが、他のお三方にも」
 と、侍女たちが忠告します。
「ああ」
 谷渡はもったいないと思いつつ藍恵の中から肉棒を抜き出します。藍恵の女陰からは処女の証の血が見え、谷渡の肉棒にもその血がかすかにこびりついていました。
「お清めさせていただきます…」
 藍恵に添い寝していた侍女たちがいきなり谷渡の肉棒に顔を寄せ、舌で清め始めました。
(うわ…)
 これはこれで強烈な刺激です。あんまりされると放出しかねない、と思っていると、「清め」はさっと済まされてしまいました。
「さあ、次は玄潤さまです」
 玄潤の侍女にうながされて、谷渡は玄潤のところへ移動し、その開かれた脚の間に割り込みます。そして先ほどと同じように、玄潤の侍女たちが玄潤や谷渡の体に群がり、そのサポートを受けながら谷渡は玄潤の破瓜も無事済ませました。そして悠蘭、さらに施蓮と、同様の処女捧げが続けられました。同じような体勢でありつつ、いずれもそれぞれの地方出身の異なった特色のある女性たちに囲まれた性交で、谷渡は飽きるということがありません。
 最後の施蓮と一つになり、彼女に覆いかぶさるように抱きついてそのたわわな胸のクッションを堪能しつつ他の五人の侍女に囲まれながら、谷渡はとうとう昇り詰めました。施蓮の膣内に彼女にとって初めて受ける男の精をたっぷりと注ぎ込みます。
(こんな美少女を我が物にしてしまった…)
 という幸せな征服感に、谷渡は酔いしれました。
「おめでとうございます、姫様」
 と侍女たちが施蓮を祝福します。施蓮は痛みもあるのでしょうが、嬉しさをたたえた涙を浮かべ、
「ありがとう、みんな。ありがとうございます、陛下…」
 と感謝の言葉を述べました。谷渡はそのあまりの愛おしさに胸がつまり、ギュッと抱きしめて深く口付けを交わしました。さらに施蓮と一心同体のように幸せな気分に浸っている五人の侍女たちにもご褒美とばかりに口付けをしていってやるのでした。
 谷渡が施蓮との結合を解いて立ち上がりますと、即座に侍女たちが谷渡の肉棒に舌を這わせ、「清め」をしてくれます。おかげでただちに谷渡の肉棒は復活し、そそり立ってしまいます。
 見れば、谷渡の精を受け、幸せムードに浸っている施蓮組以外の四組は、うっとりとした余韻には浸りながらもどこか物足りなげな表情を漂わせています。やはり妃としては皇帝のお胤を注がれることこそが勤めであり幸せなのでしょう。谷渡はそれを理解して、自らを奮い立たせました。
「よしよし、他のみんな、藍恵にも、玄潤にも、悠蘭にも、ちゃんと私の子種を分け与えてあげよう。今夜は、それまでは眠らないぞ」
 谷渡のこの宣言に、一同はわぁっと歓声を上げました。ですが、次の瞬間に全員自分達がはしたないことをしたと恥じて、真っ赤になって谷渡に向けて平伏します。そんな彼女達の態度も谷渡の気持ちをいっそう昂ぶらせるのでした。


 結局、皇帝としてこの後宮に入った最初の夜…この夜から谷渡はいきなり、やって、やって、やりまくってしまったと言っていいでしょう。
 宣言どおり、藍恵・玄潤・悠蘭の三人の姫君たちに谷渡はちゃんと一人一回ずつ子種の液を注ぎ込みました。そしてそこにいたるまでにこの四人と代わる代わる、何度となく合体を繰り返したのです。もちろんそれぞれの姫君と交わるときにはそれぞれの五人の侍女たちが二人の周りに群がって手伝ってくれたのです。
 しかし何度も出し入れすることは処女を失ったばかりの四人には少々辛いことでもありました。そのうち、姫君たちのほうから、
「陛下、侍女たちのあそこをお使いになってもよろしいのですよ」
 と申し出ましたので、谷渡は喜んで侍女たちの体もおまけとばかりに味わったのでした。
 二十人いる侍女たちはいずれも処女ではありませんでしたが、実は姫君に房中術を教えるために張り形で自らの処女を失っているもので、侍女同士で戯れることはよくあったものの、男性と交わるのは全員初めてのことだったのです。谷渡に抱かれ貫かれると、侍女たちは初めての生の快感に喜悦の表情を浮かべ、嬌声を上げます。谷渡はそんな侍女たちを次々と抱きながら、射精の感覚が訪れますと姫君たちのところに駆けつけ、その体内に子種を迸らせるのでした。
 そんなこんなの大乱交を繰り広げながら、谷渡は四人の姫君全員に精を分け与え終えました。しかしこのシチュエーションに谷渡の性欲はとどまるところを知りませんでした。それまで女と縁がなかった鬱憤を一気に晴らそうとするかのように、谷渡は美女達をとっかえひっかえ、戯れ、抱きしめ、貫き、精を注ぎ込んでいったのです。
「皇帝だ…これがまさに皇帝なんだ…」 
 あまたの美女達を思うままに貪る、この地上で最も幸福な男性。それが自分自身であることを、ようやく谷渡は実感しつつありました。むろんそれだけが皇帝のなすべきことではないのでしょうが、当面彼にとっては「皇帝陛下」とはそういうものでしかありません。
「ああ…陛下、素敵です…」
「もっと、もっとして、陛下…!」
「陛下、わたくしにもお胤を…!」
「陛下、私達をご存分に…!」
 姫君も侍女たちもいっしょくたになって、皇帝陛下である谷渡を口々に求めます。谷渡はこの一夜で夢が覚めるな、と思いながら、結局夜が白んでくるまで女達と交わり続けたでした。
 むろん、これも谷渡の後宮生活の第一歩に過ぎず、皇帝の性生活のほんの一端を谷渡は知ったに過ぎません。谷渡の前にはまだまだ知らぬ至福の楽園が広がっているのでした。

 (以下、執筆中…)


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